食べこぼしのシミは時間がたったら落ちない？家庭のシミ抜き方法

食べこぼしのシミに気づかずに、ちょっと時間がたったけど、
自宅で染み抜きできるのか、疑問に思ったことありませんか？

もし、お気に入りの服にシミを見つけたら、
『なんとかして染み抜きしなくちゃ！』
なんて、私だったら慌てて対処法を探してしまいますね。

この記事では、そんな時間がたったシミの対処法をご紹介していますが、
どうしても家庭で染み抜きできない場合は、
無理せずクリーニング店に相談してくださいね。

食べこぼしなどの時間がたったシミの落とし方

シミで一番多いのが、食べこぼしなどの食べ物による汚れだと思います。

食べこぼしもすぐに気づけば、対処法もたくさんあるのに、
なかなかシミに気づかなくて、そのまま時間がたったら、
『これって何の食べ物のシミなんだろう？』って、
原因すらわからないってことも多いですよね。

そんな古いシミには、漂白剤を使って染み抜きするのが一般的ですが、
漂白剤って使いすぎると生地を痛めたり、穴が空いたりするので、
使いすぎてせっかくの服を台無しにするのは避けたいところ。

また、古いシミは何度も同じ作業を繰り返して、
根気よく染み抜きしていくのが基本。

なので、そんな労力と時間をかけても落ちないとなると、
時間の無駄使いになる可能性もあるわけで・・・。

もし、これは自分では落とせないと感じたら、
無理にゴシゴシやらずに、クリーニング店に相談するほうがいいですね。

染み抜きの方法と手順

まず、シミ抜きを始める前に、衣類などの素材について確認を！

素材によっては、家庭の染み抜きでは衣類を傷めるかもしれないので、
必ず、染み抜き前に洗濯表示を確認してくださいね。

家庭の染み抜きで使えるもの一覧

食べこぼしや食べ物のシミなら自宅で8割ほどは落とせると、
そんな内容も見聞きしますが、時間のたったシミにはちょっと難しいかも。

以前、You TubeのセイキンTVで見たのですが、
力を入れずにすぐ落ちると評判だったのが、
衣類用シミ抜き剤「スポッとる」

時間がたったシミもOKでよく落ちていたので、
こちらも期待ができそうです。

また、時間がたったシミにも有効だといわれる、
家庭で使えるものをまとめてみました。

オキシクリーンの使い方

人気のオキシクリーンは酸素系漂白剤ですが、
粉末なので自宅にある方は、お湯に溶かして使ってくださいね。

オキシクリーンを40～60度程度のお湯に溶かして、
10分程度オキシ漬けして洗濯機で洗うのが基本の使い方。

もし、汚れがひどければ、長めに30分～1時間くらいオキシ漬けして、
そのあとで洗濯機で洗ってみてください。

色柄モノでも、酸素系漂白剤なら安心して使えますが、
シルクやレーヨンなど水洗いが難しい生地への使用は不向き。

また、お湯を使用するので、色の濃い衣類やプリントTシャツなどは要注意で、
色落ちの原因やプリントが劣化する場合もありますよ。

やり方と手順

１．シミ部分に食器用洗剤をつけて、歯ブラシでトントン。

間違っても、ここでシミをゴシゴシ擦って、
衣類の生地を痛めないように注意してくださいね。

もしも、食器用洗剤だけで食べこぼしのシミが落ちていたら、
染み抜きはここまでで完了♪

シミがまだ残っている場合は、ほかの対処法でさらに染み抜きを続けます。

２．次は、残ったシミにセスキ炭酸ソーダをかけてから、
シミのポイントに液体の酸素系漂白剤を適量かけてみます。

セスキ炭酸ソーダはアルカリ剤なので、酸素系漂白剤と同時に使うと、
汚れ落ちがアルカリの力でさらにパワーアップするんです！

３．さらに、ここで熱を加えて、染み抜きをもっとパワーアップさせますよ。

加える熱は、ドライヤーを利用してもOKですが、
コップに熱湯を入れて、シミ部分にゆっくりかけて放置するのが楽。

たった、5分～10分ほどシミに放置させるだけで、
シミ抜きに効果が出るのでおすすめの方法です。

４．仕上げに、これまで使ってきたアルカリ性の染み抜きが
衣類に残ったままだと生地を傷めてしまうので、
最後にクエン酸水をシミ部分にかけて、中和しておくことをお忘れなく。

ここで、いったん時間がたったシミ抜き作業も完了ですが、
万が一、このときまだシミが残っていたら、
セスキ炭酸ソーダをかけて、２の作業をもう一度繰り返してみてください。

シミが取れていたら、最後は洗濯機で洗って乾かしてくださいね。

シミが付いたときの応急処置は？

時間がたったシミではなく、今ついてしまった！

そんな、さっきついたというシミには応急処置が可能。

もし、食べこぼしによるシミが服についたら、
まずは、タオルやティッシュで食べこぼしをつまんで取り除くこと。

このとき、こすったりすると汚れの面積が広がるだけなので、
必ずつまむようにして固形物はすみやかに除去してくださいね。

固形物が取り除けたら、今度は衣類をつまみながら、
タオルやティッシュでシミを吸い取るようにします。

ある程度、タオルやティッシュにシミが吸い取れたら、
次は水に濡らしたタオルをシミに押し当てて、
シミをタオル側に移すようにトントンしてください。

このとき、なるべく衣類のシミを薄くするのがポイント。

薄くなればなるほど、このあとの染み抜き作業が楽になりますし、
ここで、もしシミが目立たなくなればラッキーです。

クリーニング店と宅配クリーニング

時間がたったシミを家庭で落とすことができなかったら、
お近くのクリーニング店で相談するのがおすすめ。

ですが、クリーニング店ってわりと早い時間に閉まったり、
出しに出向いてまた引き取りに行く必要もあったりで、
一人暮らしの人には、何かと不便だったります(^_^;)

そこで、意外と重宝するのがネットで完結する宅配クリーニング。

宅配クリーニングは、申し込むと衣類を入れるケースが送られてきて、
集荷を申し込めば、わざわざクリーニング店に行く必要もナシ！

出向かなくても、自宅にいながらクリーニングが完了して、
さらに、受け取りだって配達なので、自宅にいればとどくというお手軽さ。

サービスによってはしばらく保管もしてくれるので、
部屋が狭くて困るという人にもピッタリかもしれません♬

宅配クリーニング【リネット】

時間がたったシミの落とし方のまとめ

時間がたったシミが、家庭で落とせる方法をまとめてみました。

ただ、どうしても食べこぼしなどの時間がたったシミが落ちないときは、
無理せずクリーニング店か宅配クリーニングのプロの手に
おまかせしたほうがいいです。

でも、今までこのシミは古いから無理かもとあきらめていた人も、
自宅で完全に落とすのは無理でも、かなり薄くすることはできるかも。

時間の立ったシミ抜きにお悩みの方の参考になれば幸いです。