アロンアルファのような瞬間接着剤が指や爪、
服についてしまったら、なかなかとれないですよね。
手でも指につくと厄介で、指と指同士がくっつくと
ほかのことができなくなって困りますし、
無理にはがすと皮膚が剥がれそうで心配にもなります。
この記事では、アロンアルファなどの瞬間接着剤が、
指や爪についたときの安全な取り方と
服や金属、プラスチックから机と床やゴムに革まで、
素材に合った剥がし方をご紹介しています。
【アロンアルファの取り方】指についたとき
壊れた物を修理していたら、アロンアルファが指に付いてしまった。
そんなとき、すぐに取ろうとして無理に剥がそうとするのはNG!
アロンアルファの取り方で指についてしまったときは、
落ち着いて正しく対処することが大切です。
指についたアロンアルファの取り方【応急処置】
アロンアルファが指についたときは、
焦らずに応急処置の準備からはじめましょう。
下記に取り方の詳細を記載していますので、
あなたにあった方法でアロンアルファや
瞬間接着剤を剥がしてみてください。
40℃くらいのお湯につける方法
40℃くらいのお湯につけてアロンアルファを剥がす方法は、
完全に取るまで少し時間はかかりますが、肌に優しいのがメリット。
お湯につけることで、指についてしまったアロンアルファの粘着力が
次第に弱まって皮膚から剥がれていきます。
①40℃くらいのお湯を用意し、洗面器やボウルなどに入れておく
②アロンアルファがついた指をお湯に浸して、優しくもみながら剥がす
お湯でアロンアルファを取るには少し時間がかかるので、
応急処置で急いで取りたいという人には、
あまりおすすめできない方法かもしれません。
ただ、皮膚や肌には優しいというメリットがあるので、
時間がかかっても肌へのダメージを少なくしたい人にはおすすめ。
お湯の温度も絶対に40℃という決まりはないので、
わざわざ温度を計らなくてもちょっと熱めのお湯で大丈夫。
ポイントは、ゆっくりもむようにして剥がしますが、
40℃のお湯ではあまり落ちなかったという口コミもあるので、
温度は様子を見て調節してくださいね。
油を使う取り方
アロンアルファや瞬間接着剤が指についたとき、
油を使う取り方もあります。
①クロスやティッシュペーパーで指を乾燥させる
②植物油やオリーブオイルを指に垂らし、油を指に浸透させるために指を数分間揉みほぐす
③アロンアルファが緩むまで、数分待つ
④アロンアルファが緩んだら、ナイロンやプラスチック製のカードや棒で優しくこそぎ取る
暖かい石鹸水を使うやり方
①暖かい石鹸水に指を浸して、アロンアルファに数分間浸み込むようにする
②アロンアルファが緩むまで、数分待つ
③アロンアルファがついた指をお湯に浸して、優しくもみながら剥がす
市販の瞬間接着剤はがしを使って落とす
アロンアルファなどの瞬間接着剤を販売している会社では、
なんと瞬間接着剤を落とすための
『はがし液』も一緒に販売されていたりします。
買ったことがあるという人は、少ないかもしれませんが、
実はこのはがし液はアセトンが含まれています。
専用リムーバーを指につけて揉んでいくと簡単にはがれて、
製造メーカーの剥がし液なら安心感もありますね。
軽石でこすって研磨して剥がす
軽石でこする方法は、皮膚へのダメージが大きいので、
最もおすすめしない方法です。
もしやろうとしているなら、とりあえずほかの方法を試してみてください。
自然に剥がれるまで放置
アロンアルファなどの瞬間接着剤は、
皮膚のターンオーバーや新陳代謝で自然に剥がれるので、
無理に剥がさなくてもそのまま放置で大丈夫という方法。
取り方ではないですが、取れなければそのままでも
皮膚への影響は少ないようです。
なんとなく不快感はありますが、あまり気にならないというなら
何もしないという方法もありなんですね。
【アロンアルファの取り方】指に除光液をつけて剥がす裏技
アロンアルファの取り方で、除光液を使って剥がす裏技は、
たったの5分で剥がれる!という口コミもあるくらいの方法。
自宅に除光液がある方は、是非試してみてくださいね。
①アロンアルファのついた指を乾燥させる
②除光液をコットンに少量垂らし、アロンアルファのついた指に当てて数分放置
③アロンアルファが緩んだら、コットンで優しく拭き取る
④一回で完全に剥がれない場合は、①~③の手順を繰り返す
除光液を使用する際には、換気の良い場所で行ってください。
力を入れ過ぎず、指や周囲の皮膚を傷つけないように注意しましょう。
もし、自宅に除光液がなければ、100均でも購入できますし、
ドラッグストアやコンビニで買える安価なもので大丈夫。
ただ、マニキュアをしない人は、除光液を購入しても無駄になるので、
量が多すぎたら余って困るという場合も。
そんな場合は、コンビニなどで除光液を染み込ませたコットンも販売されているので、
コットンのほうが携帯できて便利かもしれません。
ちなみに、除光液にはアセトンが含まれているのが一般的ですが、
中にはアセトンフリーやノンアセトンと表記された、
アセトン非配合の除光液も販売されているので要注意!
アロンアルファなどの瞬間接着剤の取り方は、
『アセトン』という有機溶剤の力を借りるので、
アセトンが非配合の除光液では、全く剥がれてくれないんです。
除光液の場合は、40℃のお湯のときよりも、早くて確実に
アロンアルファが取れたという口コミが多いです。
一般的には5分くらいすると、アロンアルファが剥がれて、
指や爪も元通りになれるとのこと。
痛みもなくアロンアルファの剥がしたあとも残らなくて、
アセトンのツンとした匂いが苦手でなければ、きれいに取れるイチオシの方法。
ただ、肌が弱い人にはちょっと不向きかも…。
アセトンを使用すると皮膚が乾燥する人もいるので、
刺激に弱い人はテストしてから使ってみたり、
場合によっては使用できないこともあるかもしれません。
肌が弱くなくてもアセトンを長時間皮膚につけたり、
アセトンを浸したコットンを皮膚につけて放置するのは避けてください。
不安な人は、少しずづ除光液を使用して、皮膚の様子を見ながらお試しくださいね。
乾燥するのが気になる方は、
仕上げにハンドクリームなどで保湿しておくと安心ですね。
アロンアルファが指について取れない!そのままでも大丈夫?
アロンアルファが指についてしまって、
取り方を調べていろいろ試したけど、
どうしてもとれないからだんだん焦ってきた…。
という人は、自然と剥がれるのを待つという方法もありです。
そのままにいても大丈夫なのか、皮膚に影響はないのかと
不安はあるかもしれませんが、
アロンアルファの製造元の東亞合成株式会社のホームページに答えが!
そのままにしておいても、汗や新陳代謝によって2~3日で自然に取れます。
アロンアルフアは有機溶剤を含まない、毒性が低い接着剤なのでご安心ください。
という記述もあって、強力な瞬間接着剤でも、
絶対に皮膚に悪いというわけでもな差そうなんですよね。
少量であれば、問題ないかもしれませんが、
たくさんついた場合には皮膚科に相談するほうがいいかもしれません。
ガラスや布、ゴム、床、木、机、金属などの異なる素材
指や爪など皮膚以外にアロンアルファが付いてしまった場合、
対処法が指とは違うことも多いです。
以下に素材ごとの対処法をご紹介しておきますので、参考になさってくださいね。
・ナイフや爪などの硬いものを使って、アロンアルファを注意深くこそぎ取る
・アルコールやガラスクリーナーを使用して、アロンアルファの残りや痕跡を拭き取る
・アセトンか除光液を乾いた布に染み込ませて拭き取る
アロンアルファが乾燥して白くなっている場合は、難しいこともあります。
・乾いた布やペーパータオルでアロンアルファをこすり落とす
・洗濯物の漂白剤を使って布を浸し、アロンアルファを柔らかくしてから優しく拭き取る
素材によっては色落ちや変色のリスクがあるので、事前にテストを行うほうがよいですね。
それでも落ちない場合は、クリーニング屋さんに相談してみてください。
無理に自分で何とかするのは避けた方が無難ですね。
・ゴムを冷やして指でこすり落とす
・お湯で温めて剥がす
・アセトンか除光液を乾いた布に染み込ませて拭き取る
・アルコールをゴムに塗り、数分間放置してから指でこすりながらアロンアルファを剥がす
消しゴムで軽くこするとアロンアルファが取れることもあるようですが、
ゴムの種類や品質によっては剥がすことが難しい場合があります。
・ナイフや爪などの硬いものを使って、表面を傷つけないよう注意してアロンアルファをこそぎ取る
・除光液やアルコールを使って、アロンアルファの残りや痕跡を拭き取ります。
・木の場合、塗装や仕上げに影響を及ぼす可能性があるので、事前にテストは必要ですね。
床の場合は、専用の床クリーナーや洗剤を使って拭き取りますが、素材によっては染み込んでしまっている可能性があるので、完全に取り除けないかもしれません。
木材についたアロンアルファが乾燥して白くなっている場合は、やすりや研磨ペーパーで軽く研磨し、表面の白い層を取り除きます。その後、再塗装や再仕上げを行って見た目を修復することになりますね。
・ナイフや爪などの硬いもので、金属の表面を傷つけないようにアロンアルファをこそぎ取る
・除光液やアセトンを布に浸して、アロンアルファの残りや痕跡をこすって拭き取る
金属にアロンアルファがついてしまったら、除光液やアセトン原液を使うのが一般的ですが、ミネラルオイルを塗って乾いてから爪ではがす方法もあります。
アロンアルファの匂いの取り方
アロンアルファや瞬間接着剤を使ったとき、
換気をしているのにアロンアルファの匂いが部屋に充満してしまい、
匂いを取り除きたいとお困りの場合は、以下の方法をお試しください。
【換気を良くする】
アロンアルファを使用した部屋や場所の換気が十分でない場合は、
匂いも充満して停滞しています。
より換気よくするためには、窓を開けて新鮮な空気を取り入れて、
扇風機や換気扇を使用して空気の流れを促すとよいですよ。
【酢の使用】
酢は強い臭いを中和する効果があるため、
酢を含ませた布やスポンジを使ってアロンアルファがついた表面を拭いておくと、
匂いを軽減させることができます。
ただし、素材によっては酢が影響を及ぼすかもしれないので、
使用するときは注意してください。
【重曹の活用】
酢のほかに重曹も匂いを吸収する効果があります。
アロンアルファのついた部分に重曹をまぶして、
数時間放置しておくと匂いを軽減できることも♪
その後、重曹はきれいに取り除いてくださいね。
【エッセンシャルオイルの利用】
アロンアルファの匂いを和らげるのに、好みのエッセンシャルオイルを使用することもできます。
エッセンシャルオイルをディフューザーに入れて部屋中に香りを広げたり、
アロンアルファがついた表面に少量垂らして拭き取ることで、匂いを和らげてみてください。
【時間と風通し】
アロンアルファの匂いは時間と風通しによって自然に薄れていきます。
なので、しばらく窓を開けて放置して、部屋の匂いが徐々に消えるのを待ちましょう。
匂いを取り除く方法を試す前に、
アロンアルファが付いた表面はきれいに拭き取ってくださいね。
使用する素材や方法にアレルギー反応や影響を及ぼす可能性もあるので、
匂いが強く残る場合や不快な症状が続く場合は、
専門家や製品のメーカーに相談することも必要かもしれません。
【アロンアルファの取り方】指や爪などに付いたときの剥がし方のまとめ
アロンアルファが指についたらちょっと焦りますよね。
でも落ち着いて対処すれば、きれいに取ることができるので大丈夫!
お湯で取るのが皮膚には優しいですが、
裏技としては除光液を使用するとよいですね。
ただ、皮膚の弱い人は、肌を傷めるかもしれないので、
様子を見ながら行ってください。
万が一取れなくても、そのうち自然にはがれると
アロンアルファの販売元の東亞合成株式会社のHPに記載があります。
どうしても取れなくても影響はないようなのですが、
心配であれば皮膚科の先生に相談してみてください。
今後の対策としては、瞬間接着剤が手につかないようにする工夫も大切。
あらかじめ手袋をすることが手っ取り早いですが、
私のように手が小さいと手袋での作業はやりにくくて困るんですよね。
そんなときは、ハンドクリームを手に塗って作業するのがおすすめ。
アロンアルファがちょっとくらい指についても
洗い流せば割と簡単に取れるので便利♪
アロンアルファが指や手についたら、
まずは40℃くらいのお湯に付けてみてください。