チョコが白くなる原因が気になったことありませんか?
ある日チョコレートを開けたら、表面が白くてカビみたいで、
母親に話すと食べれるから大丈夫と言われましたが、
子ども心にチョコが白くなる原因を知りたかったんですよね。
食べれるけどなんか美味しくない気もするし、
この記事ではチョコが白くなる原因とまずいのか、
白くならないポイントについてもご紹介しています。
チョコが白くなる原因はカビじゃない!ブルーム現象って何?
まず、チョコレートは基本的に水分3%以下なので、
保存状態がかなり悪くないとカビは発生しないと言われています。
だから、チョコが白くなっていても、まずカビとは考えにくいんですね。
チョコを食べようと張り切ってパッケージを開けた途端、
白い粉が表面にちらほら見えると気になります。
すっごい高いチョコだったら捨てたくないし、
カビではないとわかっても、なんだか気持ちが悪い気もしますよね。
このチョコが白くなる原因は、実はチョコが新しいには古い関係なくて、
急激な温度変化によって発生するもの。
暑いところに置かれたチョコが汗をかいたようなイメージで、
【ブルーム】と呼ばれる現象が、チョコが白くなる原因なんです。
ちなみに、砂糖が原因の場合は、「シュガーブルーム」といい、
ココアバターが原因の場合は、「ファットブルーム」といいますよ。
白くなったチョコも賞味期限内なら食べられるけどまずい?
チョコが白くなったとしても、
賞味期限は切れていないし食べてももちろん大丈夫。
ただ、白くなったチョコは見た目も悪くて、
チョコレートの美味しさも失われているのでまずい気もします。
食感もパサパサしていますから美味しくなくても、
味はともかく賞味期限内なら問題なく食べられます。
ただ、賞味期限内でも口にした途端にカビ臭いと感じたり、
匂いがおかしいなと思ったら、カビの可能性があるので、
食べないようににしてくださいね。
中にはチョコが白くなると、
このまま食べるには抵抗があるという人もいますよね。
その場合は、溶かしてホットチョコレートにしてみるのがおすすめ♪
ドリンクに飽きたら溶かして牛乳とバターを入れれば、
チョコレートスプレッドにしてパンに塗って楽しむこともできますよ。
私は面倒くさがりなのでそのまま食べることが多かったですが、
砕いてコーヒーやココアに入れるといい感じで気に入っています。
そのまま食べてしまうと味が落ちているのが歴然なので、
簡単でもアレンジして食べるほうがおすすめですね。
チョコが白くなったときの直し方と白くならない対策
バレンタインなどで手作りチョコを作るときに、
チョコが白くなって困ったことがある人は多いかもしれません。
白くなったチョコの直し方は、『テンパリング』というやり方が一般的。
チョコレートを適温に温めて一旦溶かし、
一度冷やした後に再び温め直す温度管理の工程ですね。
ブルーム現象で一度味が落ちてしまっている場合は、
買ったときと同じような味には直りませんが、
テンパリングをするとチョコの表面の白い粉はなくなりますよ。
手作りチョコを作るときに白くならないようにするなら、
チョコを直射日光には当てずに保管したり、
急激な温度変化をチョコに与えないことが大切。
暖房の入っている部屋や車ににチョコを置きっぱなしにしたり、
ストーブやヒーターとこたつのそばにチョコを置いておくと、
チョコが一旦溶けてから冷えて固まってしまう可能性があります。
すると、チョコレートにブルーム現象が発生して、
白くなり急激に味が落ちてしまいますよ。
火のそばやコンロ脇などにはチョコを置かないようにしてくださいね。
手作りのチョコが白くなる原因は?湯煎とテンパリングのポイント
チョコレートには、いくつかの結晶が含まれているのはご存知でしょうか?
チョコの結晶の混ぜ合わせ方が悪いとチョコにダマが出来たり、
混ぜ合わせの途中で温度が下がったりしますし、
混ぜ合わせ方が弱いと固めた後に白くなるブルーム現象が起こります。
テンパリングという工程をすることによって、
チョコの中でまだらに固まっていたカカオバターの結晶を
再びなじませることができるので面倒でもテンパリングは大切ですね。
テンパリングのやり方は、チョコレートを細かく刻んでボールに入れ、
45℃の湯煎でゆっくりチョコを溶かしていきます。
チョコレートがすべて溶けたら、いったんチョコを27℃前後に冷やして、
再び30℃ほどの湯煎にかけてチョコを溶かすだけです。
チョコが再び溶けたら型に流すと手作りチョコは完成です。
もし、テンパリングに失敗してしまったり、
チョコレートが白くなった場合は、
面倒ですが、もう一度テンパリングをやり直す必要がありますね。
チョコの保存方法は常温か冷蔵庫か冷凍庫かどっち?
チョコレートは、高温な場所から冷蔵庫へ移動させると、
急激な温度変化でブルーム現象が発生しやすくなります。
そのせいか、実家は冷凍庫に入れて冷やしていましたが、
食べるときに口溶けが悪いし、硬すぎて歯が折れでおすすめできません。
チョコの正しい保存方法は、チョコレートをアルミホイルなどに包んで、
ジッパー付きの保存先袋に入れて密閉状態にすること。
高温多湿を避けて密閉状態でチョコが溶け出さなければ、
涼しいところでの常温の保存でも大丈夫です。
通販で人気の割れチョコレートも、アルミのジップ付きパッケージ入ですし、
透明なジップロックではなくアルミの袋なら、
光や温度の影響を受けずに保存できて理にかなっていますよね。
もし、冷蔵庫でチョコレートを保存する場合は、
冷えすぎない3~8℃くらいの設定の野菜室がおすすめですよ。