牛すじが柔らかくならないとき、
固いままになる原因や理由があれば知りたいですよね。
おでんや煮込みにするとおいしい牛すじは、
柔らかくてとろとろになるほど美味しいですし、
圧力鍋で煮込んでも柔らかくならないなら、
柔らかくするほかの方法も知りたいもの。
そんな牛すじを柔らかくするためには、
牛すじの性質を理解すると解決できるかもしれません。
この記事では、牛すじが柔らかくならない原因や理由について、
調査したことをお伝えしていきますので、
美味しい牛すじ料理の参考になればうれしいです。
牛すじが柔らかくならない原因や理由
牛すじを煮込んでも柔らかくならない原因ですが、
まずは、牛すじの性質を理解するのがポイントです。
牛すじの中にはコラーゲンがたくさん含まれていますが、
そのコラーゲンが十分に分解されていないことが考えられます。
つまり、牛すじを柔らかくする煮込み時間が足りないのが原因。
コラーゲンは時間と熱によって分解され、
ゼリー状になることで牛すじが柔らかくなるんですね。
ただ、牛すじの部位や種類によって、もともとの柔らかさが違うので、
よく煮込んでコラーゲンが十分に分解されたとしても、
柔らかさの程度に差が出てしまうのは仕方ないといえます。
牛すじが柔らかくならないなら圧力鍋を使う？ないときはどうする？
牛すじが柔らかくならないときに圧力鍋を使うと、
短時間で高温になるので柔らかくする効果はあります。
ただ、自宅に圧力鍋がないときは困りますよね。
その場合は、ほかの方法があるのでご紹介します。
牛すじを煮る前に沸騰したお湯で約5分ほど下茹ですると、
余分な脂肪やアクを取り除くことができ、牛すじが柔らかくなりますよ。
すじを低温で長時間煮ることでコラーゲンが分解され、柔らかくなります。
圧力鍋を使わなくても普通の鍋でもOKなので手軽です。
すじを水やだし汁に浸し、弱火で3〜4時間煮るといいですね。
牛すじを煮込むときに少量の酢やトマトなどの酸味を加えると、
柔らかくなることがあります。酢はコラーゲンを柔らかくする効果がありますが、
トマトには天然の酸味が含まれています。
ただし、すじの部位や種類によっては、
完全に柔らかくすることができない場合もあるので、
その場合はご了承くださいね。
固くなった牛すじを柔らかくする方法や対処法はある？
下茹での状態で固いときは茹で時間が短い場合がほとんど。
なので、弱火でもう少し茹でたりしてみましょう。
もし、味付けをして固くなったときには、
牛すじだけ取り出して1時間ほど別で茹でてください。
水や酒を少し足して炊飯器を保温の状態にして、
1時間ほどそのままにしておくという方法もあります。
何をやっても無理だったという場合は、
もともとの牛すじが固かったということも…。
その場合は、とろとろに柔らかくするのはあきらめるしかないですね。
牛すじを煮込むとガス代や電気代はどのくらい高い？節約方法はある？
牛すじなどの煮込み料理は、長時間煮込むだけなので、
ある程度ほったらかしで楽ちんですが、
気になるのがガス代や電気代がどのくらい高くなるかですね。
冬は部屋が暖かくなるメリットもありますが、
長時間火を使ったら部屋が暑くなり、
エアコンの温度を下げれば電気代がさらに心配なことに。
そこで、いくつかの節約方法もご紹介します。
圧力鍋を使う
圧力鍋を使えば、通常の鍋で煮る時間よりも
短い時間で柔らかく煮ることが可能です。
もちろん短い時間で煮込むので、ガス代や電気代を節約できますね。
節電調理器具を使う
最近では、節電調理器具が増えてきていますが、
IHクッキングヒーターや省エネ炊飯器などを使うことで、
ガス代や電気代の節約につながります。
適切な鍋を選ぶ
鍋の大きさを食材に合わせて選ぶことは意外と盲点かもしれません。
確かに、調理の量に見合った鍋を使用することで、
無駄なエネルギーを使わずに煮込み料理ができるので効率的。
熱が逃げにくい蓋のついた鍋を使えば、
煮込み中に熱を逃がすことが少なくなり、
さらにガス代や電気代を節約することができます。
牛すじを柔らかくするための電気代とガス代はいくらくらい？
牛すじの煮込み料理を作る場合、電気代やガス代の金額は、
いろいろな要因によって違いますが、目安を参考程度にご紹介します。
電気代ですが、一般的なIHクッキングヒーターの場合、
1時間あたり約20円～30円程度の電気代がかかると言われています。
ただし、IHクッキングヒーターの場合、
高火力で加熱した場合の電気代が高くなるため、
低火力で煮込むほうが電気代は安くなる傾向にありますね。
ガス代については、ガスコンロを使用する場合、
1時間あたり約10円～20円程度のガス代がかかると言われています。
ただ、ガスの種類やガスコンロの性能や加熱方法によって違いもありますし、
詳しい金額は、ご家庭の実測値や料金形態に基づいて計算しないとわかりません。
金額はあくまでも目安で、実際の電気代やガス代は、
家庭の環境や使用方法、料金表によっても違うので、
目安として参考になればと思います。
牛すじを柔らかくするなら漬け込むのもあり！
電気代やガス代が気になる人向けに、
なるべく短時間で圧力鍋を使わずに、牛すじを煮込む方法も調べてみました。
圧力鍋を使わずに柔らかくする方法は意外といくつかあるんですよ。
上記のうちどれか1種類に一晩漬け込んで、1時間から1時間半煮込むと程良い柔らかさに。
適当な大きさに切って一晩漬け込んで、30分から50分煮込むととろとろ食感に。
煮込みすぎると溶けてしまうので様子をこまめに確認しましょう
牛すじは下茹でをすることでも柔らかくなります。
煮込み料理で下茹ではせずに味付けをして煮込むと
柔らかくならないことがよくあるので、下準備は大切。
また、牛すじは一度柔らかくなると煮崩れするので、
柔らかくなったら取り扱いは要注意ですよ。
