上司からありがとうの返信に困ることってありますよね。
上司だけでなく、先輩や目上の人からお礼を言われたときに、
正しい返し方がわからなくて、とっさに言葉が出てこなかったり…。
会話以外にもメールの場合はどうするべきか、返信しないでのいいのか、
ラインの場合は何と打てばいいのか、スタンプで答えてOKかなど、
考えれば考えるほどわからなくなってきませんか。
この記事では、日常会話とメールやラインなどのツールや
SNSでの返答方法と適切な表現例など
調査したことをまとめてお伝えしていきます。
上司からありがとうの返信|メールでお礼の返事はしない・するどっち?
ビジネスの場で上司や目上の人からメールでありがとうなど、
お礼の文面をいただいたとき、メールを返信しないかするか、
適切な返答方法がわからないと、返信できずに時間が経ってしまった…。
なんてことになりそうですうよね…。
上司からのありがとうの返事に今後困ることがないように、
目上の人や先輩からメールに対して、
正しい対処法を知っておくことは大切です。
上司からありがとうの返事をメールで返信するときは、
返信しなくてもいいかなとは思わずに、必ず返信するのが礼儀です。
返事はできるだけ早く返信することを心がけて、
内容は感謝を簡潔に伝え、誠実で丁寧な文章にすることがポイント。
できれば、メールをいただいた当日中に対応するといいですね。
また、ありがとうなどのお礼のメールを返信をするときは、
件名は変更せず、相手がお礼メールへの返信だとわかるようにしておきましょう。
ちなみに、お礼メールのやりとりは1往復すれば大丈夫ですし、
それ以上になったときに「ご返信ありがとうございます」や
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」であれば、
やりとりにきりがなくなるので、返信をしなくても失礼にはなりませんよ。
相手が返信を求めていないことが明記されているときも同じく、
返信する必要はないこともありますね。
適切な文面は、「恐れ入ります」や「恐縮です」という謙遜の表現のほか、
「お役に立てて光栄です」や「こちらこそ有り難うございました」といった
感謝の気持ちを伝える表現があります。
上司からありがとうのline返信はどうする?マナーやスタンプはOK?
line(ライン)などのインスタントメッセージやSNSで
上司や目上の人からありがとうとお礼をいただいた場合、
適切な返答方法は相手との関係性にもよるので、意外と難しいかもしれません。
ただ、いくらカジュアルなlineだからといっても、
ビジネス上のlineなので返信も早めにするほうがいいです。
line(ライン)の場合は、状況によっては返信が不要だったり、
相手との距離が近ければ、おじぎをしたスタンプで返す人もいるようです。
返信をするなら、短文で簡潔に返事をするのが好ましいですが、
上司や目上の人になるので、敬意を忘れず感謝の気持ちを伝えましょう。
でも、どう返事をしたらいいかわからない!となったら、
『お役に立ててうれしいです』という表現で、
たいていのことは切り抜けられますよ。
また、lineのスタンプの使用については、ビジネスの場面での使用には注意が必要。
上司や目上の人からありがとうのメッセージをいただいたときのお礼には、
スタンプを送ることは、一般的には避けた方が良いでしょう。
ビジネスの場面では、丁寧な表現や敬意を示す言葉遣いが求めらるので、
カジュアルな表現になるスタンプは、ビジネスの場面ふさわしくないといえます。
大人の対話にふさわしい言葉でお礼の返事をすることが望ましいですね。
相手との関係性や状況に応じて使い分けるようにしましょう。
上司からありがとうの返事「どういたしまして」と「いえいえ」は正解?
上司や目上の人へのお礼の返事には、適切な表現を使うことが重要。
ですが、「どういたしまして」と「いえいえ」や
「とんでもないです」、「はい」という返し方は、
ビジネスではおかしいのか、正しい表現なのかわからない…。
そこで、上司や目上の人へのお礼の返事について、
正しい表現は何か調べてみました。
どういたしましては正しい?間違い?
『どういたしまして』という言い方を直訳すると、
大したことをしてないので気にしなくてもいいです。
となるので、上司や目上の人への返事に使うと
何となく上から目線で違和感を感じますよね。
なので、上司や目上の人や先輩などには基本的に使うのはNG!
ビジネスの場では、あまり使われない言葉なので、
『恐れ入ります』を使うほうがデキる人に見られますよ。
いえいえは敬語になる?
『いえいえ』は、実は2つの意味がある言葉。
ひとつめは、謙遜の意味で控えめな態度や
へりくだった態度が表現できるので、
上司や目上の人にも使うことができます。
もっとよく表現するなら、
『いえいえ、そのようなことはございません』とか、
『いえいえ、それほどのことではありません』といった使い方ですね。
ふたつめは、いえいえには否定の意味があり、人から聞かれたことや
相手の意見や考えなどを否定するときに使います。
『いえいえ、違います』とか、
『いえいえ、そのようなことはございません』とかですね。
ただ、いえいえという言葉は敬語ではないので、
言葉をあとに続けることで敬語のような表現になります。
『いえいえ、とんでもございません』とか、
『いえいえ、大変恐縮です』といった感じ。
相手のお礼に対して、控えめな気持ちを表す返事になりますが、
少し親しみやすい印象にはなりますね。
上司からありがとうの返事で使えるフレーズ
上司からありがとうや目上の人からのお礼に対する返事は、
相手との関係性やビジネスの文化に合わせて、
適切な表現を選ぶことも重要です。
相手からの感謝の言葉に対して、謙虚な姿勢を示す表現です。
「とんでもない」
相手の感謝の気持ちを受け止めつつ、過度にお礼を言われた感じがする場合に使います。
「はい」
相手からのお礼に対して、簡潔に応える表現です。
今後、とっさのことで困って言葉が出なくならないように、
返し方で適切なフレーズを覚えておくと役立ちますよ。
喜んでいただけて幸いです
お役に立ててうれしいです
少しでもお手伝いできたならよかったです
私もいい経験になりました
こちらこそありがとうございました
ほかにお手伝いできることがあれば、いつでもお声がけください
上司や目上の人の返事には、具体的な内容への再確認や
今後の連絡について触れておく必要がある場合もあります。
上司から『ありがとう』の返信と返事や返し方のまとめ
上司からありがとうと言われたときの返事は、
適切な表現を知っておかないと返し方がわからなくて、対応に困ることもありますね。
ビジネスや日常生活において、上司や目上の人へのお礼の返し方は大切なスキル。
メールでの返信は、返信の必要性を確認しながら丁寧な表現を心掛けて、
ラインでの返し方は、相手との距離感や関係性に応じて、
返信するか判断して、短文で丁寧な表現を使うようにしてくださいね。
また、ビジネス上はスタンプの使用は控えめにして、
文字で適切な表現を誠実かつ丁寧にしていきましょう。
『恐れ入ります』や『お役に立ててうれしいです』は、
上司や目上の人の返事で、デキる人と思われる返し方のパターンです。
返事に困ったときは、相手への敬意と感謝の気持ちを伝えることを忘れず、
良好なコミュニケーションを築き、信頼関係を深めていくようにしたいですね。