パイナップルダイエットは、パイナップルだけを食べる
単品ダイエットとは、ちょっと違います。
ダイエットをサポートする栄養素を多く含んでいる
パイナップルを食べてダイエットに活用しています。
でも、フルーツは太るという話も聞くし、
パイナップルダイエットは本当に痩せるのか、
どうやってやるのか、いつのタイミングで
どのくらい食べるのかなど、気になることも多いですよね。
この記事では、パイナップルダイエットのやり方と効果や
夜や寝る前に食べると太るのかなど、
調べたことをまとめてご紹介しています。
パイナップルダイエットとは？
パイナップルダイエットとは、
文字通りパイナップルを食べるだけで痩せるという、
夢のようなダイエット方法です。
ダイエットでよくある我慢やめんどくさいカロリー計算、
ハードな運動も必要ありません。
約30年前にハリウッド女優のジュディ・マゼルさんが考案し、
アメリカで大流行の後に、日本にもブームがやってきたんですよね。
パイナップルを食生活に取り入れて、
ジュディ・マゼルさん自身は、
76kgから46kgまで、たった6週間で約30kgの減量に成功！
ちょっとびっくりするくらいの超短期ダイエットですよね。
なので、短期間で高いダイエット効果が期待できると、
当時の日本でも口コミで話題になっていました。
もちろん、適度な運動はしたほうがいいですが、
ハードなトレーニングは不要で、運動の種類も自由なら、
運動が苦手な方でも取り組みやすいですよね。
ダイエットに成功したジュディ・マゼルさんは、
テレビや新聞で取り上げられると本を出版。
簡単なダイエット方法として、
パイナップルダイエットが紹介されて、
当時はちょっとしたブームになったんです。
パイナップルダイエットの効果的なやり方
パイナップルダイエットの効果的なやり方には、
3つのポイントがあります。
パイナップルは、朝食に食べるのがおすすめ。
朝の代謝が高まる時間帯に摂取することで、消化器官の動きが活発になり、
便通の改善やむくみにも効果的。
そのまま食べるだけでなく、ジュースやスムージーにする方法もOK
不溶性食物繊維が豊富で噛み応えがあり、食前に食べると満腹感をが得られやすい
食べ過ぎ防止になり、1日の総摂取カロリーを抑える効果が期待できる
パイナップルの消化酵素は、その後の食事の消化を助けてくれる
パイナップルを食べる量は決められてはいないが、目安は200g程度
食べ過ぎるとカロリーオーバーや糖質過多になるため注意
残念ながら、パイナップルダイエットは、
パイナップルなら一日どれだけ食べてもいいよ！
という夢のようなダイエットではないんです。
なので、一日の総摂取カロリーを考えて、
カロリーオーバーにないように、
食べる量を調整する必要はありますね。
パイナップルダイエットは寝る前と間食やおやつに食べても大丈夫？
パイナップルダイエット中に、
パイナップルを間食やおやつに食べてもよいですが、
私はあまり積極的におすすめできません。
というのも、生のパイナップルって、
甘酸っぱくてみずみずしく、美味しいフルーツ。
パイナップルそのもののカロリーや糖質は、
少ないとはいいにくいんですよね……。
パイナップルのカロリーを調べてみると、
100gあたり54kcalで、糖質は12.6g。
でも、100gのイメージってよくわからないですよね(^_^;)
生のパイナップルはひと玉あたり1kg～2kgあって、
1個あたりのカロリーは、540～1080kcalにもなり、
なんと、糖質は126～252gもあるんです！
1切れあたり、約15gで考えると、
カロリーは8kcalで糖質は2gなので、
200ｇだと108kcalで、糖質は25.2g
カロリーだけ見ると一見低めですが、糖質に注目すると
寝る前のおやつとしては、おすすめできない糖質量です。
なので、パイナップルを寝る前と間食やおやつによく食べていると、
パイナップルダイエットをしているはずなのに、
痩せないという現象が起こりやすいと言えます。
食べる量はとくに決まってないと言われますが、
食べ過ぎはカロリーオーバーになるので、1日200g以内が目安。
食事の置き換えでダイエットしたい人は朝食として、
パイナップルを食事代わりにしたくない人は、
食事の前にパイナップルを食べてから食事をして、
食事の量を抑えるようにする方法がいいですね。
キャベツダイエットのように、
食前にパイナップルを食べておくことで空腹感が和らぐので、
食事の量を無理なく減らせる点は、同じメリットがあります。
また、夕食前に食べるのがおすすめで、
肉料理の前に食べておくと量を抑えるだけでなく、
肉のたんぱく質の分解・消化が進みやすくなり、
胃腸への負担も軽減できますよ。
パイナップルダイエットの効果や栄養素
パイナップルダイエットには、どのような効果があるのでしょうか。
ちょっと調べただけでも、下記のような効果がわかりました。
・タンパク質の吸収率のアップ
・カリウムが体内の余計な塩分を排出
・食物繊維が豊富で腸内環境を整える
パイナップルを食べて代謝がよくなるのは、
パイナップルに含まれている酵素によるもの。
消費カロリーも多くなるので、摂取カロリーを抑えれば、
ダイエットは加速しやすいですよね。
また、パイナップルにはブロメラインが含まれていて、
タンパク質や脂肪の分解を助けてくれるんだとか。
パイナップルを食べると口の中や喉がチクチクすると感じるのは、
実はこのブロメラインが粘膜を分解していることが原因なんですね。
また、パイナップルを1カップ程度食べれば、
約1.5mgのマンガンが摂取できるのですが、
これは1日に必要なマンガンとほぼ同量。
マンガンは、脂肪と糖の分解を助けてくれるので、
食べておいて損はない栄養素になります。
それから、パイナップルにはカリウムが豊富で、
塩分が排出されやすくなってむくみ対策にもなるので、
体重よりも見た目がすっきりすることが多いですね。
ダイエットをすると便秘になりがちですが、
パイナップルには、1カップあたり約2.3gの食物繊維が含まれます。
パイナップルダイエットでは、
豊富な食物繊維を手軽に摂取できるので、
便秘解消をサポートしてくれるほか、
ビタミンＣも多いので、美肌効果や疲労回復に効果的。
それに、ビタミンCは病気のリスクを低減にも役立ち、
細菌やウイルスとも戦ってくれるほか、
免疫力を高めることにも一役買っています。
パイナップルって、意外と栄養が豊富で、
ダイエット以外の効果も期待できそうですね。
ちなみに、水分の多いパイナップルはなんと86％が水分。
水分不足になると空腹と勘違いすることもあるので、
水分を積極的に摂取しておくことは、
食べ過ぎを避けることにもなるんですよ。
パイナップルダイエットの注意点
パイナップルダイエットは、手軽に始められますが、
注意しなければならないポイントもあるので、
ちょっと解説しておきますね。
缶詰のパイナップルはNG
パイナップルダイエットで食べるパイナップルは、
生のパイナップルに限ります。
缶詰のパイナップルは、生のパイナップルに比べて
カロリーや糖質が高いので、ダイエットには不向き。
手軽に食べられる缶詰ですが、
たいていはシロップ漬けになっているので、
糖分を摂りすぎる結果になってしまいます。
また、、生のパイナップルも糖質量は高いので、
糖質制限をしている人は注意が必要かもしれませんね。
冷たいまま食べない
パイナップルを食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておくと、
食べた体まで冷えて代謝を下げてしまいます。
なので、生のパイナップルを食べるときは、
必ず常温で食べるようにしてくださいね。
また、朝食にパイナップルを食べた後、
2時間程度は、なるべく食べないようにするのもポイント。
理由は、朝食後は体が一生懸命に消化吸収を行っているので、
消化吸収を行っている最中に食べ物を摂取してしまうと、
体の負担になってしまい素早く消化吸収できなくなるからですね。
食べすぎには注意
パイナップルは、カロリーや糖質が
ものすごく低いわけでもないので、
食べすぎてしまうと摂取カロリーは増加します。
おいしいですが200gまでというルールを守って、
食べるのもほどほどにしておくのが無難ですね。
パイナップルダイエットでアレルギーが出たらどうする？
パイナップルは、食物アレルギーを引き起こす
可能性がある食べ物のひとつ。
アレルギーの症状の多くは、
じんましんやかゆみなどの皮膚症状で、
食後2時間以内に起こることがほとんど。
口や舌、喉に症状が出る可能性もあります。
パイナップルを食べた後に症状が出たら、
自己判断せず医師の診察を受けてくださいね。
