コーデュロイが夏におかしいのか知りたい人は、
秋冬の洋服に多い素材だと感じているからですよね。
秋冬ものにコーデュロイが多くなる理由は、
畝(うね)と呼ばれる表面の凸凹で空気を蓄えて、
保湿性や吸湿性が高まるからなんです。
なので、コーデュロイは秋冬に増えてくる生地素材。
ただ、サマーコーデュロイという言葉も耳にしますし、
春夏ものの洋服に全く使われないこともないんです。
この記事では、コーデュロイが夏におかしいのか、
気になることを調べてまとめています。
コーデュロイが夏のコーデに向かない理由は?
コーデュロイの生地の洋服を夏に着ようとすると、
私の母親の世代(1950年代生まれ)だと完全にNG。
よく、『季節感の無い格好なんてしないで!』とか、
『3月なのにコーデュロイはおかしいからやめなさい。』とか、
毎回小言を言われたことを思い出します。
最近は、体感温度にもかなり個人差があるので、
ファッションに関する季節感も
細かく言う人は減ってきたように感じます。
ただ、確かに自由度は高まりましたが、
コーデュロイを夏に着るには、
ちょっとしたデメリットもあるんですよね。
・風を通さない素材なので汗をかく
・濃い色合いのものが多く夏に着ると違和感がある
コーデュロイの凹凸は、
暖かい空気を逃がさずに体の熱を保ってくれます。
なので、保温性と吸湿性が高い素材で、
秋冬ものの洋服にはピッタリの生地。
つまり、暖かさがウリの生地なので、
夏は暑くなりやすいし、見た目も暑苦しい雰囲気になるし、
一般的には夏のコーデには不向きとされています。
なので、基本的に夏物の洋服には、
あまり使われない生地ですし、
実際にコーデュロイを夏に着ている人も
必然的に少なくなるんですよね。
サマーコーデュロイってどんな生地?
コーデュロイは、秋冬のイメージがあるのに
夏に使えるコーデュロイって何って、
不思議に思う人もいるかと思います。
もちろん、私もそのひとり(笑)
一般的なコーデュロイのイメージは、
生地が分厚くて毛羽立ちがあり、暖かそうな素材。
でも、夏用のコーデュロイ(サマーコーデュロイ)になると、
生地が薄く毛足が短いので、通気性がよいんですね。
最近では、多くのブランドから
サマーコーデュロイを使ったアイテムが販売されていますよ。
レディースだとタイトスカートや緩めのパンツが人気で、
メンズならショートパンツで爽やかなアイテムが多めです。
色はホワイトなどの明るめのカラーが豊富で、
コーデュロイ素材でも涼しさを感じられるのも特徴。
夏にコーデュロイの素材でコーデするときのポイントは?
夏にコーデュロイで服をコーデしたいときには、
サマーコーデュロイを使ったアイテムがおすすめ。
秋冬もののコーデュロイだと、
どうしても暑そうな印象になりやすいので、
季節感がちぐはぐになって、
せっかくのおしゃれが台無しに!
色合いや小物を使って、夏らしさを演出することもお忘れなく。
サロペットやスカートやパンツなど、
布の面積が広く目立つアイテムは、
明るい色合いのものがいいですね。
もし、濃い色合いのものをボトムスにもってくるなら、
トップスやバッグは軽めの素材や
白やベージュの色味にすると夏感が出ますよ。
トップスにコーデュロイを使う場合は、
パンツの裾をロールアップしたり、
サンダルを履くと清涼感がアップ。
挑戦したいけど勇気が出ないときには、
キャップを被ってみてはいかがでしょうか?
コーデの中にさりげなく入れることで、
こなれ感がでて初心者でも挑戦しやすいですね。
一般的なコーデュロイはいつ・何月まで着られるか目安はある?
一般的なコーデュロイの洋服は、
秋を感じ始める9月頃から春の桜が咲く3月頃まで、
着用するのが一般的な目安となるでしょう。
ただ、最近は月日があまり目安にならず、
気温には地域差が大きくなりましたし、
厳しく刺すような日差しがおさまったり、
肌寒さを感じ始める頃から自分の感覚を頼りに
コーデュロイを着始める人も多いです。
最近は、夏の暑さがなくなってくると
着ていても違和感を感じませんし、
インナーを変えることで
春の暖かくなり始めるころにも使えて便利。
冬以外の秋や春は昼と夜の寒暖差が大きくなるので、
厚手の素材はアウターとしておしゃれに着こなせます。
コーデュロイの小物は夏でも使える?帽子やバッグは避けるべき?
真夏にコーデュロイ素材の小物を身につけていたら、
やはり秋冬感は払拭できません……。
帽子も暑苦しく見えてしまいますし、
バッグも季節感を間違えてしまったのかな
というちぐはぐな印象は持たれやすいですね。
間違いなく、年齢が高まれば高まるほど、
おかしいなという印象は強まることは心得てください。
それでも、気にしないという人は、
ご自身の感覚でおしゃれを楽しめば良いと思いますが、
あくまでも一般的な印象としてお伝えしておきます。
少し朝晩肌寒くなるころから取り入れるといいでしょう。
先取りしている人は9月の暑い日でも
小物から取り入れている人も多いです。
薄い生地や細かい凹凸の場合は、
小物であれば持つことはできるのかなと思います。
コーデュロイは夏におかしい生地なのかのまとめ
コーデュロイが夏におかしいのかどうかですが、
最近のファッションは自由度が高く個人差も大きいので、
おかしいと決めつけることも難しいと思います。
ただ、コーデュロイは保温性のある生地なので、
どうしても秋冬の洋服に多い素材ですし、
私の両親世代になるとおかしいと感じる人も一定数います。
着ていく場所や集まる年齢層などを考慮して、
TPOをわきまえて着たい素材ではありますね。
コーデュロイを着る時期は9月から3月くらいまでが目安ですが、
サマーコーデュロイという薄手の生地なら春夏ものでも出回ります。
サマーコーデュロイの洋服は、秋冬のようなダークカラーではないので、
春夏のライトなカラーのデザインで違和感は少ないものになりますね。